共沸

思うところがない

「挽く妖精」

カリカリ。 「何を挽いてるの」 涼やかな声。答えない。 カリカリ。 それは私の手元から。 「ねえ、何を貴方は」 私は応えず、行使するのは大臼。 直感に反する軽妙な音。 「きいてるの」 貴女は訊いている。私は聞いている。 挽音だけを私は聴いている。 「…

「伝達と信仰」

おはようございます。 これは信仰で、詩です。 過去の記事を読み返しました。文章が具体例を欠きがちで、敬体と常体がちゃんぽんだと自覚しました。改めません。詩です。 Ay yo. Check. ところでみなさん分かり合っていますか。いいえ。 人物を理解するとい…

こんにちは。 インターネットに捺印したり、ツイッターでセックスを語ったり、鶏皮の蒲焼きや、青春のサイゼや、そういう21世紀初頭に、オリンピックと呼ばれる葬儀で一つ国が逝き、墓と呼ばれる巨石が東京湾を堰き止め、東京だった場所に塩湖が現れる— 手 (…